◎ドメイン移管のデメリット!個人情報流出には要注意!
ブログを運営し始めてしばらく経った後に「ドメイン移管」を検討する事態になることもあると思います。
当ブログも「FC2ブログ有料プラン」から「WordPress(ワードプレス)」に引っ越したのですが、その際にドメイン移管の手続きをすることを考えました。
ただ、この時に自分が特に困ったのは「ドメイン移管の際、Whois情報に自分の個人情報を公開する必要があるのか?」という点です。
この点に関して自分なりに色々と調べてみたのですが、結論としてはやはりドメイン移管の際に自分の個人情報を公開しないといけないリスクがあるように思われました。
そして悩んだ末、結果として「元々持っていた独自ドメイン」の移管はせずに、「新たに取得した別の独自ドメイン」の利用を開始するということにしました。
本当なら元々持っていた独自ドメインを活用したかったのですが、個人情報流出のリスクを減らす事の方を重視しての結論です。
という訳で、このページでは当ブログが「ドメイン移管」の手続きをしようとしていた時の体験を基に、ドメイン移管の注意点等をまとめています。
ドメイン移管に関して自分と同じような疑問を抱えた方の参考になれば幸いです。
◎当ブログの開始から現在までの簡単な経緯
まず、当ブログの開始から現在までの簡単な経緯を記しておきます。
2014年4月:FC2ブログ(無料)でブログ開始
2015年10月:FC2ブログ(有料ブラン)に移行+独自ドメインAを取得
2016年1月:新たな独自ドメインBを取得+新たなレンタルサーバーと契約し、ワードプレスに移行
そして現在に至ります(Bは現在当ブログで使用中のドメイン)。
無料ブログでスタートした当ブログですが、より多くの方に見てもらえるように、カスタマイズ性が高くSEO対策の面でも有利と思われるワードプレスへの引っ越しを途中から検討していました。
そして本来なら②で取得した独自ドメインAの移管手続きをして、ワードプレスに移行してからも独自ドメインAを使用するつもりだったのですが、この時に頭を悩ませたのが「Whois情報」の公開でした。
◎Whois情報と情報公開代行サービス
「Whois情報」とは、そのドメインを登録した人がどんな人なのかを示したもので、ドメイン登録者は氏名や住所、電話番号、メールアドレス等の個人情報をネット上に公開する必要があります。
言葉の通り「公開」されているので、その気になれば誰でも簡単にそのドメイン登録者の情報を調べることが可能です。
とは言え、「個人情報をむやみにネット上に公開したくない」という方が大半ですよね。
なので、そういう方は自分の氏名等を公開するのではなく、レンタルサーバーの「情報公開代行サービス(自分の代わりにレンタルサーバーの情報を公開することで済ませる)」を利用することもできます。
それは良いのですが、ドメイン移管の手続きの流れを調べると、「ドメイン移管ができないケース」として大半のレンタルサーバー等の注意書きにこのように書かれているのが目に入ります。
「Whois情報にドメイン登録者連絡先として自分のメールアドレスが登録されていない、または、そのメールアドレスでメールを受信できない場合」
この注意書きがなぜ問題かを説明していきます。
◎Whois情報の代理公開サービスのデメリット
レンタルサーバーにWhois情報の代理公開をしてもらっていると、Whois情報に登録してあるメールアドレスは当然レンタルサーバーのものになります。
よって、この状態でドメイン移管の申請をすると、ドメイン移管の際に必要な「認証鍵(パスワードのようなもの)」がレンタルサーバーのメールアドレスに届いてしまうことになります。
そうなると申請した本人には「認証鍵」がわからないため、移管の手続きができないのです。
そのため、情報公開代行サービスを利用している人がドメイン移管の手続きをする場合は、まずレンタルサーバーに代行してもらっていたWhois情報(メールアドレス等)を自分の個人情報に変更する必要があります。
Whois情報公開代行を解除してWhois情報を自分のものに変更すれば、自分のメールアドレスにドメイン移管に必要な認証鍵が届き、移行の流れもスムースにいくはずです。
そしてドメイン移管が終われば、新たなレンタルサーバーの情報公開代行サービスを利用して、自分の個人情報は公開せずに済むはずですが…
この流れで行くと、一時的に自分の氏名や住所等の個人情報をネット上に公開する期間が生じる危険性があります。
「一時的」とは書きましたが、それが数分程度ならまだしも、どれくらいの時間を要するのかは読み切れないところがあり、場合によっては数日以上かかる可能性も考えられ、非常に悩みました。
(実際、ドメイン移管の際に自分の個人情報が数日にわたって公開され、自分のメールアドレスに迷惑メールが頻繁に来るようになった等の被害を受けた方もおられるようです)
◎個人情報とSEOのどちらを重視するか悩んだ末の選択
最初の方に書いたように、最終的には独自ドメインAを移管することは諦め、新たな独自ドメインBを取得+新たなレンタルサーバーと契約することにしました。
こうするとドメイン移管の手続きが不要になるのでWhois情報の公開はする必要はなくなりました。
ただ、独自ドメインBは全く新しいドメインのため、SEO対策の面で不安があったのは確かです。
一応独自ドメインAからBにリダイレクトの処理はしましたが、検索エンジンからの評価は完全には受け継がれないでしょうから。
それでも自分の中ではSEO的なメリットよりはドメイン移管で個人情報を公開するデメリットの方が大きく感じられたため、このような選択をした次第です。
*ドメイン移管をしても何とか個人情報を公開しなくても済む方法はないか?と色々調べてはみたのですが、自分の調べた限りでは有効な方法は見つかりませんでした。
詳しい方が見ればもっと良い簡単な方法等があったのかもしれませんし、あるいはドメイン移管手続きのどこかの部分に自分の認識の勘違いがあったりするのかもしれませんが…
◎ワードプレスでのブログ運営は好調
2016年1月からワードプレスに移転しましたが、ブログの閲覧者数等は目立って減る時期もなく徐々に上昇し、またグーグル等への記事のインデックスも進んでいきました。
色々と苦労もしましたが、ブログの引っ越し自体は成功したように思います。
そして一連のことで思ったのは「ドメイン移管って意外と大変なんだなあ」ということです。
最初からワードプレスで運営していればこんな面倒とも無縁だったはずですが、かと言ってブログ初心者がいきなりワードプレスで始めるっていうのも敷居が高いような気もします。
この辺りの選択は悩ましいですね。
参考記事→無料ブログが無数にある中で有料のワードプレスを使うメリット
ちなみにレンタルサーバー等も変更はできますが、もう自分はそうした変更はできるだけしたくなかったので、最初から「高性能」と評判の「エックスサーバー」で契約しました。
月額料金は1000円程度で、料金がもっと安い業者もありますが、機能とのバランスを考えるとエックスサーバーは良い選択だったのではないかと思います。
(ちなみにキャンペーン中であったため、独自ドメインは1個無料でもらえました)
また、エックスサーバーが頼もしいのは、契約後もどんどんサーバーとしての機能(高速化や安定化等)を強化してくれている点です(月額費用は変わらず)。
このため、他社のレンタルサーバーで機能強化等があったとしても「その内エックスサーバーでも機能強化してくれるだろう」と、他社への乗り換えをいちいち検討しなくて済むので非常に楽です。
今のところ特にワードプレスやエックスサーバーへの不満もないので、引き続き利用していくつもりです!
◎エックスサーバー契約で独自ドメインが永久無料!
「エックスサーバー」でサーバー契約すると「独自ドメインが永久無料」となるので非常にお得です!
永久無料となる独自ドメインは「.com/.net/.org/.info/.biz/.blog/.online/.site」等で、通常は取得に1500円程度かかるものです。
契約したサーバーを利用している間は更新費(通常1500円/年程度、毎年かかる)も無料なので、ブログ運営のコストがかなり削減できます!
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